やはり出ました。 [platy]

HP ⑪.JPG


 人気品種ハイフィンレッドバックプラティをアルビノ化(F2)したものです。  アルビノ化によりミッキー斑が見えなくなりレッドバックの範囲も広いためちょっと紅白のようですね。 え?体型が長いって? それもそうですがそれよりも問題が・・・。

 先日あまりでなくなったと言ってしまいましたが出てしまいました、この個体全長2㎝切っています。  こんなサイズなので繁殖集団から外す予定ですがこれでもほとんどの個体が繁殖に使えます。  

あるものはしょうがない。 [platy]

 前回の記事で「若い方の雄は非アルビノの方を見たい」といううれしいコメントをいただきました。
そんなのねーよ!と言ってスカボカといくか・・・いえ、実はあるんです、そのリクにお答えできそうなのが。

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 それがこの個体。 メラニンが鱗の境にあるのでアルビノより整然と並んで見えますがこれがあの表現の黒目版でよいと思います。

 あれの黒目があるのならこっちもあるだろう? と言われそうなので先回りすることにします。

HP ⑫.JPG


 これは前回の加齢し煤けた個体と同胎で撮影日も同じ、つまり同じ日齢となります。 加齢が進みそろそろ同胎が死にはじめ、記録に残すのが危うくなってきたためあわてて撮ったものです。  

アルビノブラックの加齢による変化 [platy]

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画像中央はブラック♂のアルビノ個体。

先日ご紹介した同じ表現型の♀と比較すると鱗の光る部位が少し異なるのがわかると思います。
これが花やんさんやLyreさんが言っておられた黒より表層に出てくる光沢であろうと考えています。

このアルビノはソードテール由来ですがこのアルビノ表現とヘルメット(ブラック)表現、それに加齢が組み合わさることでこれがアルビノ?という変化がみられることがあります。


HP ⑪.JPG


画像の個体は光沢のある鱗のさらに表層が煤けたようになっているのがわかると思いますが、最初の個体と同じアルビノのブラックの♂で大きな違いは最初の個体が半年ほどなのに対し生後1年以上経っているということです。  このタイプに性差は見られませんがすべての個体でこの変化が見られるわけではないのでこれになるにはもう一つ以上の因子が絡んでいると考えられます。 

このソードテールのアルビノはグッピーに置き換えるとアルビノよりルチノーに近い性質なのかもしれません。




バリアタス [platy]

バリアタス ①.JPG


改良バリアタスから混じりぬき。
どうなるかは飼いこんでみないとわかりません。

ヘルメット [platy]

ヘルメット ①.JPG


突然、この漆黒ボディに隠された下地の雲母状の光沢が気になり2008年に導入したヘルメット(ブラック)プラティ。

そしてこの漆黒を見えなくして下の光沢を見るためにアルビノ化したものが下の画像の個体です。

HP ①.JPG


漆黒に覆われていたボディや鰭の一部もメラニンが見えなくなるとその下にはこの光沢が隠されていたのがよくわかると思います。

HP ③.JPG


3枚目、これは2枚目と同じ個体を太陽光で撮影したものです。
ミラーと異なり背部まで光沢が乗っているので池に泳がせて上から鑑賞しても目立ちそうですね。


koi platy [platy]

koi platy 2.JPG


紅白ミッキーライアープラティ (koi,mickey,lyre)


 
ドイツの方は紅白プラティがお好きなようですので貼っておきましょう。


koi platy 1.JPG


アルビノ紅白ライアー(albino,koi,lyre)



そちらでも紹介してください。



 ここに来られる方々に作成法の説明は不要だと思いますが、ベースとなるアルビノと紅白はアルビノ紅白ソード(参考価格380円)からいただきそれに自家繁殖プラティを交配したものが元になっています。  ただ、F1を採るのは比較的簡単なのですが、グッピーとエンドラーズのハイブリッド等と少し違うのはここからで私の知る限りではF2に進めた例は10%以下のようです。  

 しかしこの交配はハイブリッドに興味のある方にはおすすめします。 これを体験された方であればプラティとグッピーが容易に交配してしまいますとかモーリーとの交配で作られたプラティですなどの信憑性が見えて来ると思います。

Rio Jamapa [platy]

Rio Jamapa.JPG


Xiphophorus maculates Rio Jamapa


改良品種プラティの原種とされるXiphophorusです。

そして先日ご紹介したワイルドフォームハイブリッドプラティもこのワイルドを使いアルビノ化を進めています。


このRio Jamapaは非常に活発に泳ぎ、色彩的な特徴は鱗が青く光るミラーや尾部末端にある二つ黒斑でそれらは優性に遺伝し、もちろんアルビノやゴールデンといった表現は出ません。
繁殖も非常に安定していますが、出産時は稚魚の避難場所を作ってあげないとほとんど生き残りません。


Rio Jamapa2.JPG


画像を見てお気づきの方もおられると思いますが改良品種のプラティとは体型が全然違いますね。


ハイブリッドプラティの産仔数 [platy]

 以前、プラティの産仔数について先輩方にお聞きしたところ最大でも80匹前後とのことでした。 しかしソードテールはというと100匹は軽く超えます。 では両者のハイブリッドはというと交配初期の個体は体型、全長ともソードテールに近く、最大産仔数は120匹を超えました。

ハイブリッドプラティ.JPG

 画像はソードとプラティを交配した孫にあたる個体でほとんどソード体型です。 この後アルビノ因子を継代しつつ複数回プラティを交配して現在に至りますが、このあと数世代を境に100匹を超えなくなってきました。

ハイブリッドプラティ①77.JPG
 
ハイブリッドプラティ②63.JPG

 画像は先日生まれた子供で数個の未成熟卵を除くと77匹と63匹でした。 どちらの親もプラティにハイブリッドプラティを交配したF1で産仔は3産目、体長もほぼ最大になっている個体です。 

ワイルドフォームハイブリッドプラティ [platy]

HBmaculatus 2011.JPG


 この魚はアトヤックアルビノソードとプラティを交配して作成したアルビノ個体をベースに、ワイルドプラティ(Xiphophorus maculatus )を交配しF2で得られるアルビノ個体にさらにワイルドプラティを交配するという地味な作業を数回繰り返したものです。 これの主な目的はワイルドから自然発生したアルビノmaculatusの表現型のシミュレーションですが、アルビノ因子以外ワイルド由来の因子にすること(完全には不可能です念のため)で他品種の検定用にも使えるのではと考えています。 

HBmaculatus 背鰭2011.JPG


 現在背鰭の条数も9~10本と安定してきています。 

キャリコプラティ [platy]

キャリコプラティ8769.JPG


キャリコの名称はキャリコ琉金に由来することは皆さん既知のことだと思います。
そして少しプラティに興味があればキャリコプラティはすでごらんになったことがあると思いますが、おそらく一般的に流通しているものはキャリコ琉金の表現構成でいうと非モザイク透明鱗のため本来のキャリコ琉金と同様の意味かどうかといえば少し異なると考えています。

上の画像の個体はそれをもう一歩進めてモザイク透明鱗を追加した表現のものです。
ただしこのモザイク透明鱗は金魚のものとは遺伝が異なります。

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