胸鰭の表現 [表現型]
上の画像は今年の「世界の創作めだか展覧会」に出品されたhiwaさんのサンセットモザイクタキシードリボンです。
その胸鰭の形状はサンセットの影響で尖りながらもリボンと相まってこの撮影後も尾鰭に至るほど伸長していったそうです。そして色彩は背鰭や尾鰭の柄とリンクするためモザタキベースのこの個体では多色となっています。
下の画像の個体は先日資料用にいただいてきた胸鰭が尖って伸長しはじめている個体です。
胸鰭は一見多色なのでサンセットのようですがその色彩は背鰭や尾鰭の色彩とは異なり体躯のプラチナの影響のようです。 こちらはおそらくガルウィングと呼ばれる表現ですね。
このガルウィング表現ですが、大変興味深いことに同じリボン雌に異なる表現の♂を交配したそれぞれのF1のリボン♂個体でガルウィングが確認されたため、リボンとリンクして優性に遺伝する可能性があるのではないかということです。
では同胎の非リボン個体ではどうかというと、このような形状の胸鰭を持つ個体が確認されていません。
胸鰭の変異といえば来年はダンボの品種がたくさん出てきそうですがこちらの遺伝も確認できればさらに品種の幅が広がりますね。